自分の親が毒親かもと思ったあなたにできること。 まず、きちんと怒りを自覚する【対処・対策】

2019-09-10

(この記事は、現在精神科にかかっている方には向いていないかもしれません。
お医者さんに相談するか、病院での治療を優先してくださいね。)

ライター小百合さんが執筆してくださる親子関係(毒親問題)対策シリーズの、第2回です。第1回目はこちら。

それでは早速見てまいりましょう。

ドラマ「凪のお暇」にも毒親問題

ドラマ「凪のお暇」(金曜夜10時)https://www.tbs.co.jp/NAGI_NO_OITOMA/story/が好評ですね!

私も毎週ドキドキしながら見てます!

凪ちゃんには、ゴンさんとくっついて欲しい派です!

 

ここにも出てくるのが毒親問題です。

こうしてドラマになってるのを見ると、毒親という言葉がほんと市民権得たなあと感じます。

それだけ、毒親問題を抱える人が多いからでしょうね。

 

さて、今日のお題は

「自分の親が毒親かもと思ったあなたにできること」

でしたね。

お互いのために、一度きちんと怒る、悲しむ

自信の親が毒親かもしれないと気づいて、最初に感じたのはどんな気持ちでしたか。

なんてことをしてくれたの、という怒り。

そうだよとても辛かったんだ、という悲しみ。

 

それは自然の感情で、当然そうあるべき姿です。

それなのに、その感情を押さえつけられて、あるいは自分で抑え込んで、

無かったことにしていた方も多いことでしょう。

 

遠慮せずに、きちんと怒り、悲しんでください!

まず最初に、怒りや悲しみをしっかり感じて、

「私は私の育ち方について、私の親について、怒っている、悲しんでいるんだ!」としっかり認識してください。

それはもしかしたら何か月もかかる行程かもしれませんが、必ず踏まないと始まらないステップです。

怒りや悲しみを自覚する方法と注意すべきこと

怒りも悲しみも、とても大きなエネルギーを持つものなので、

毎日の暮らしに支障がでるかもしれません。

私の場合は、少しずつ振り返ることによってダメージをへらしました。

10分も思い出したら、あとは布団にもぐって泣いていました。翌日は出勤せねばならないので、寝る前に思い出すことにしてました。

(泣きはらした目にならないように、保冷材で冷やしつつ、絶対目をこすらない事を心掛けました)

 

ご両親が、非難を甘んじて受け取れる状態ならば、

直接ご両親に訴えるというのが良いのですが、

高齢だったり、病気だったり、今も昔と変わらない状態だったりすると難しいですね。

その場合は、カウンセラーなど専門職の人、知人、ノートなどに気持ちを話すことになります。

 

できたらカウンセラーに気持ちを吐き出せたら安全です。

自治体の保健所などで、月に何度か良心的なお値段でカウンセリングをしていることもあります。

 

知人友人恋人兄弟は、少し用心が必要です。

「ものすごくメンタルが安定した、人の気持ちを汲める、かつ前向きな言葉を使うように気遣える人」以外には話さないでください。

「親なんだから感謝しなきゃ」「あなたのためにしてくれたんじゃない?」とか「誰でもそんなもんだよ」とか、

とにかく為にならないばかりか、あなたの気持ちをへし折る「親切そうな言葉」はそこらじゅうに転がっていて、

それを使ってアドバイスするのが正しいと思っている善良な人は多くいます。

 

  • 親に感謝するのはとても素敵な事です。ときには感謝の気持ちがあなたを後押しするでしょう。

ですが、あなたを癒すこの行程では、感謝の気持ちが時に治療の邪魔をします。

湧きあがる感謝を感じるのは大丈夫ですが、感謝しなきゃいけないのに私はこんな悪いことを考えていると罪悪感を感じるのは、あなたのためになりません。ご両親のためにもなりません。

 

  • あなたのために、ご両親が良かれと思ってしてくれたことがよくない結果になる。

なんてよくあることです。

してくれた方はもちろん悪くないけれど、

あなたが「してもらったのに感謝しなきゃ」と負い目に感じる必要はありません。

してくれたことは、あなたの元に届いたときに、もうその人の手を離れたのです。

してくれたことの結果をどうするかは、あなたが決めてもいいのではないでしょうか。

 

  • 誰でもそんなもんだよ、それでも皆がんばってるの。

確かにそうかもしれません。

ですが、同じことがらをどのくらい辛く感じるかは人それぞれで、そこに優劣はありません。

私も我慢したんだからあなたも我慢しなさいよ。は醜い風習だと私は思います。

 

ところでノートとペンは、とても信頼できるカウンセラーです。

あなたがどんなに怒っているか、辛いのか、ノートに書いてみると、

「私は怒っているんだ、辛いんだ」としっかり確認できる作業になるので、それ自体が癒しになります。

書きなぐっても、マインドマップにしても、無理せずに。

私の場合は書きなぐったり、私が傷ついてるシーンを漫画に描いたりして、

そしてまたたくさん泣きました。

「もう、自分のために泣かないと決めた」とかテレビで聞いたことがありますが、しっかり泣くと癒しになるとわかっていたので、ティッシュとゴミ箱と飲み物を手近において

「私の涙だ。私のために泣くぞ。文句あるか」ぐらいの気合で泣きました。

それから半年くらいして、そのノートをふと見返したとき、

その気持ちが昇華されていることに気づきました。

どうぞ、ゆっくり自分の悲しみをいたわってあげてください。

親を毒親と感じることに罪悪感を感じませんか

最後に私の体験ですが、

「でも、うちは毒親とは違うかも。あれは私がバカだったから、いけない子だったから。

 私が悪かったから。お父さんお母さんは悪かったんじゃないかも。」

「それに親を毒なんて思えない」

という気持ちがしょっちゅう湧いてきました。

 

正直に言えば、1年くらいはこの考え方に支配されていました。

同時期に毒親問題に気づき、怒りの感情を親にぶつけていた従姉のことで、

「〇〇ちゃんがそんなこと言うんだってよ。アメリカの本に感化されちゃって。何でもかんでもトラウマにして、今の人は甘えすぎ。もう40歳にもなるのに、いつまで甘えてるんだか。

親が何をしたっていうの、感謝しなきゃだめにきまってる。たとえ親が何かしたとしても20歳過ぎたら自分の責任でしょ。」

という父母に「そうだねそうだね」と同意して、

「ああ、うちはあんたでよかったわ。」と言われてがっかりしたことがあります。

 

両親と私という三人を思い描いて、毒親問題に取り組んでいたのが、この勘違いの原因なのですが、

私の人生は私だけのものだ、私だけがこの人生を作っていけるんだと気づいてからは、

「誰が悪かったかや、毒親という名前は置いといて、このしこりをとにかく癒そう。そのためにもちゃんと怒りを自覚しよう」

と心から思えるようになりました。

それからは、両親のこうした発言に、

両親に対する誠意と敬意を持って、かつ自分の意見をきちんと言えるようになりました。

そうなってからのほうが、自分の気持ちに嘘をついて親に良い顔をしていたころよりも

ずっと誠実な関係でいられるようになりました。

 

ところで、この、親の空気を読む子どもである私。まんま「凪のお暇」状態ですね。

だから、凪ちゃんのママが出てくると胸がチクチクします。

実は、凪ちゃんのママも苦しい状態がずっと続いているようですね。

凪ちゃんも、凪ちゃんのママも、幸せになれたらいいなと願っています!

 

■管理人によるあとがき・・・次回、小百合さんの記事は今月中に掲載の予定です(^^) 是非チェックしてみてください。

アサーティブネス(アサーション)は相手の精神レベルが低い場合、思うようにいかず苦戦することもあると思いますが、どうか絶望しないでください。子どもが親に人としての尊厳を傷つけられてはなりません。あなたがあなたらしく生きられることをお祈りしています。