私はアスペルガーかHSPか 私は何者か

2019-03-14

私はHSPだと思うけど、HSPじゃないのかも知れない


こんにちは小百合です。
このごろ、驚く記事を読みました。

「HSPとアスペルガー(自閉症スペクトラム)は両立しない」

私は無知だったので、驚きましたが、
これは結構有名な話のようで、様々なブログで書かれていることです。
HSPの提唱者、エレイン・アーロン博士の公式HPにもこの記事が見られます。

HSPと自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)はどう違うのですか?
http://hspjk.life.coocan.jp/FAQ-HSP-ASD.html

要は、HSPとアスペルガー(自閉症スペクトラム)は、
繊細、敏感、という面では大変よく似ているが、
HSPが他者という存在に敏感である一方で、
アスペルガー(自閉症スペクトラム)は他者に鈍感だったり、無関心である。
その点でこの二つは決定的に異なる。ということみたいです。
サイトによっては、真逆のもの、とまで言い切っています。

私は、エレイン・アーロン博士のテストでHSPと自覚する少し前に、アスペルガー(自閉症スペクトラム)の傾向ありと診断されたばかりだったのです。
幼少期はアスペルガー(自閉症スペクトラム)だったものが、
大人になるにつれて経験を積み、生活に極端に支障をきたさない状態。
それが私だと医師は言うのです。

確かに昔は、他人の心がよくわからずいじめられたり、空気読めずに孤立したりしたけど、
大人になるにしたがって、「うまくやっている人を模倣する」という学習方法で、今ではまあまあうまくやってます。
こんな状況の時は、こういう空気感なので、この人はこういう気分だから、こうするとよい。
子どものとき、こんな表情をする私はこんな気分だった。だからこの子はきっと今、こんな気分なんだ。
みたいな膨大なデーターの蓄積によって、まあまあうまくやってる感じです。
ん?
これって、人の心を感じ取れていることにはならないかも・・・

あれれ、私ってやっぱりHSPじゃないのかも!

 

アスペルガー(自閉症スペクトラム)は嫌?HSPのほうがマシ?

じゃあ、私はアスペルガー(自閉症スペクトラム)なのか。と思い、その解説を読んでみました。
ですがこちらもピンときません。

アスペルガー(自閉症スペクトラム)の診断は、
①コミュニケーションの質が異常であること
②興味が著しく限られること、パターン的な行動があること
によってなされるのですが、私には②の要素が薄いと思います。
①については、このごろではまあまあ上手く社会と付き合ってる自信があるのだけど、本質的にはそのとおりなのかも。

ですが、ニュースで誰かが傷ついた話を聞くことも、よくある「びっくり事件100連発」みたいな
ショッキングなテレビも、いつまでも心が傷つくので見ることが出来ません。
人の目を見ることが出来ないのは、なぜか心が騒いで泣きたくなるからです。
この気持ちって、他人に興味が薄いといわれるアスペルガー(自閉症スペクトラム)とは、相容れないような気がします。

ああ、私ってアスペルガー(自閉症スペクトラム)でもないのかも。

こうなると私という人間が、どこにも分類してもらえなくって、
「ダメ人間」というシールを貼られて、今にもどこかの倉庫に粗大ごみと一緒に閉じ込められちゃいそうな疎外感に襲われます。

 

私は「~です」とカテゴライズされたい理由

アスペルガー(自閉症スペクトラム)なの?HSPなの?
こんな疑問や悩みは、多くの方々もお持ちのようです。

お子さんの場合、アスペルガー(自閉症スペクトラム)とすると療育を始めたり投薬によって困りごとが緩和される効果もあるのですから、なおさらどっちなのかはっきりされたいと思います。

大人のアスペルガー(自閉症スペクトラム)の場合、
薬を必要としない軽度のものであっても、やはりみなさん、どちらなのかはっきりしたいようです。

それは、アスペルガー(自閉症スペクトラム)が他者の気持ちを察することが苦手であることによって、
ネット上ではある種嫌われ者だからでしょうか。
目に優しさが感じられないとか、ノルマをこなす能力は高いがコミュニケーションが取れないので人間味がないとか、一緒に仕事したくないとかよく言われているようです。
そんな嫌われ者のアスペルガー(自閉症スペクトラム)じゃないと思いたい。
繊細で思いやりにあふれるHSPでありたい。という感じでしょうか。
各種掲示板での相談を見ても、「あなたはアスペルガー(自閉症スペクトラム)じゃないか」と判断された書き込みの後、相談者ががっかりしている様子かよく見られました。
それはそのまま、私の気持ちでもあったので、私の気持ちがそのように見せたのかも知れません。

個人の問題を一般化して揶揄する風潮は、昔はレッテル貼りなどと言われたものですが、
いつの時代もあるようです。
アスペルガー(自閉症スペクトラム)であっても、個人個人、状況もなにもかも違うのですから、
がっかりするような私のこの気持ちは、間違った気持ちなのでしょう。
「みんなちがって みんないい」
この言葉を思い出します。

さて、そんなアスペルガー(自閉症スペクトラム)を取り巻く現状の一方、
HSPサイトなどでは、「HSPは特別な感性、特別な素質、繊細過ぎて疲れるけど、自分の素質を大切に思って生きていきましょう」のように書かれることが多いようです。

また、アスペルガー(自閉症スペクトラム)の著書は、飽くまで保健衛生の域をでないデザインのものが多いのですが、
HSPの著書の表紙には、静けさをたたえたコップの水、熊のぬいぐるみ、ドキドキしている女性。
なんだか素敵なものがちらほら。
(私の主観です・・・)
エレイン・アーロン博士の映画Sensitive and in Loveの宣材写真には、美しい女性が目を閉じて花をいつくしみ、
そんな繊細な女性を自然や蝶が受け入れている様子が描かれています。

HSPには、HSP自身が望むと望まないとに関わらず、
どこか、HSPの人たちを特別視する周りの状況があるように感じました。

そういう状況のなかで、アスペルガー(自閉症スペクトラム)とHSPが反目しあうような、そんな記事もいくつも見かけました。

どこかにカテゴライズされたい私。
そんな気持ちに違和感を感じてこの記事を書き始めたのですが、そのためにネットサーフィンをしていると、
実に様々な状況の方々が、様々にHSPとアスペルガー(自閉症スペクトラム)を語っていることがわかりました。
どれも読んでいて、「私は何者か」という大きな迷いのなかにいるようでした。
HSPとアスペルガー(自閉症スペクトラム)を並行して扱う記事を何件も何件も読むうち、
住み分けや、厳密な分類、人と人の軋轢を感じて苦しくなりました。

みんな、自分が何者なのか、この状態が何なのか、名前を付けてほしいんですね。
自分の中にある「これ」に名前がないと、大きくてふにゃふにゃで恐ろしいのだと思います。
私の「どこかにカテゴライズされたい気持ち」も同じものだと思います。
名前が付いたとたん、なんとなくすっきり「これ」が、あるべきところへ収まるような気がして名前を求めていました。

 

私のこの状態の名前を「わたし」に命名しました


ゆり葉さんのサイトに記事を寄せて一か月、HSPの小百合ですと言い続けて良いのか。
自問自答の結果がとりあえず一段落ついた気がしています。

今の私の答えは、「私のこの状態に名前をつけないでみよう。あえて付けるとしたら、この状態の名前は『わたし』」
というものです。

だからこれからは、HSPの小百合からみなさんへの記事、というよりは
とても繊細な小百合からみなさんへの記事という事になりますね。

HSPにしても、アスペルガー(自閉症スペクトラム)にしても、1人1人状態は異なります。
だから、HSPのはしっこのほうで「私ってHSPなのかな」とお悩みの方、
「HSPって思っても、違うって思っても、どっちでも大丈夫」
と私は思っています。

HSPさん向けの対処法の数々は、そうでない方にも自分をケアする方法として使えるものでもあるので、
そういう意味でも大丈夫ですね。
「HSPは繊細なので・・・」と書かれているところは、「あなたは繊細なので・・・」と読み替えてみても良いと思います。
大切なのは、それをしてあなたが心地よければあなたのケアになる、ということです。

どこかにカテゴライズされないと安心できないことって、たくさんありますね。
私も長い間そうでした。
その頃の自分の気持ちをよく眺めてみると、自分自身と向き合う事を怖がっていたのだと思います。
色んな肩書や名札を取り払った状態の、生身の私と向き合うことが怖いのです。
それは今まで押し殺してきた、本当の自分の気持ちや欲求があふれてくることが怖いのだと思います。

けれどいつの日か、薄皮をはがすように少しずつ、それらを受け止めることによってはじめて、
本当の引き寄せができるような予感がします。
(私もまだまだなので予感です)

☆゚+..:*゚..:。:. .:*゚:.。:. まとめ .:*゚..:。:. .:*゚:.。:.゚+.☆
HSPなのかそうじゃないのか
HSPでも大丈夫
HSPじゃなくても大丈夫
私のこの状態は私だけの特別なもの

(補足)
今回の記事では、アスペルガー(自閉症スペクトラム)という書き方をしましたが、
サイトによってはアスペルガー=自閉症スペクトラムのように、同じものとして扱っています。
wikipediaでは、アスペルガーは自閉症スペクトラム症のなかの一つの分類である。と書いてありました。
自閉症スペクトラムの人たちなかには、アスペルガーじゃない人たちもいるよってことらしいです。
分類って難しいですね。お医者さんに脱帽です。