HSPの不調、小さなフラッシュバック「タイムスリップ現象」対策を実験。

2019-06-08更新
2019-01-22投稿

今回は、あくまで個人的に実験してみたことを書き留めています。実験内容は特におすすめでもありませんし、今の段階ではおすすめできません^^;

HSP(敏感気質の人)である私の1つの体験談として見ていただけたらと思います^^

HSPを知ったところで苦しみは無くならない?

「自分がHSPだと知ったところで、HSP特有の苦しみは解消されなかった」

・・・そういう声をしばしば耳にします。

私自身、HSPとは上手く付き合い始めていると思うのですが、まだ解消されていない、いくつかの悩みはありました。

例えば、この2つ。

・ミスや勘違いなど、失敗して羞恥心を感じたとき、必要上に苦しむ(プチパニック状態に)

・ストレスがかかっている状況下で、つらかった出来事が予期せず思い出されるのが苦しい(小さなフラッシュバック)

頻度はかなり減ったものの、昨年もたまにありました。

HSPである私は、どちらかというとストレス耐性が低い方で、緊張などから失敗し、負の連鎖を起こしてしまうことがあるのです。

失敗と言っても重大なものではありません。例えば、以下のようなことです。

・仕事関係者とのチャット中、送信した後に誤字を見つけ、「なぜ見直さなかったのだろう」と落ち込みます。

・もうミスしないようにと緊張していると、緊張のあまりまたミスをしてしまい、完全にガックリきてしまいます。

・そうなると、「頭悪いと思われているだろうな」と羞恥心にさいなまれる・・・といった感じです。(ちなみに、相手はほとんど気にしていないことが多い。)

その日のうちに何回も思い出しては落ち込んでしまいます。

そのまましばらくしたら忘れることもあるのですが、忘れるどころか、過去の嫌な出来事まで芋づる式にフラッシュバックし、「もうやめて」と言いたくなることも。

頻度はかなり減ったとはいえ、ゼロにはならなかったので、それが起こった日は、次のように若干途方にくれていました。

・これって一体何なのだろう?

・トラウマによるフラッシュバックにしては小規模だし

・これからも、HSP特有の羞恥心や罪悪感にさいなまれる度に、これが出ちゃうのかな

・自分がHSPだと判明してもなお、無くならない苦しみなのかなぁ・・・などなど

小さなフラッシュバック(タイムスリップ現象)

ある日、「そもそも、私に起きていた反応は何だったのだろう?」とあらためて調べてみたら、色々なことが見えてきました。

フラッシュバックとは?

フラッシュバックとは・・・強いトラウマ体験(心的外傷)を受けた人が、後になってその記憶が突然かつ非常に鮮明に思い出したり、夢に見たりする現象です。(参照:Wikipedia「フラッシュバック」)

私が時折苦しんでいるのは、ここまで根の深い心的外傷によるものではありません。もっと日常的な落ち込みです。

(ちなみに世間一般では、「フラッシュバック」や「トラウマ」は本来の定義よりも簡単に使われています。)

タイムスリップ現象とは?

より近いものを調べていくうちに、「タイムスリップ現象」というものにたどり着きました。

完全に同じかどうかは分かりませんが、私に起きていた現象はこれにかなり近いのではないかと感じています。

タイムスリップ現象とは・・・過去の記憶を予期せず鮮明に思い出し、そのときと同じ気持ちになってしまうという現象です。広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)の人(子供も含む)に起こると言われています。

私の場合も、ストレス状況下など、あることを引き金にして、急に「過去の嫌な記憶が、その当時と変わらない鮮やかな感情を伴って」思い出されます。

その記憶と感情は、何度思い出しても色褪せず、現在の行動にも影響してしまいます。

個人的には、過去にタイムスリップする感覚ではなく、現在において再生される感じがします。(HSPの右脳の働きと関係しているのかも。HSPは右脳が活性化しています。)

羞恥心と罪悪感が強く残りやすい?

私の場合、タイムスリップ現象の引き金となりやすいのが、「羞恥心(恥ずかしさ)」と「罪悪感」を感じた出来事です。

これは私が「HSPである」ということを物語っているような気がします。一例をあげてみます。

■小さなフラッシュバックの例

・人をかばうために動いたら失敗して恥をかいたこと

・つらくて余裕がないとき、人に余計な一言を言ってしまい後悔していること

・仕事でミスをしたあと上司に横からチェックされていて、緊張して余計ミスをしたときのこと

・(良かれと思って)人に話を合わせていて、本当はそうでないことがばれたときのこと

・・・などなど。どれも怒りではなく、恥ずかしさや「自分は駄目だ」といった感情です。その辺り、まさにHSPっぽいですね。

もちろん、どれも一般的に多少は苦しいことだと思います。

しかし私にとっては、恥ずかしくてつらくて後悔していて、息苦しくなるほど胸がギューッとなり、汗がドッと出て、脳も体もパニック状態に近いほどになります。

しかも、それが昨日今日の出来事ではなく、半年前のことでも、数年前のことでも同じように苦しいのだから不思議なものです。(苦しみが薄れていくものもあれば、残るものも結構あるといった感じです。)

小さなパニックやタイムスリップ現象が起きたときの対策

1章で書いたプチパニックと、繰り返す小さなフラッシュバック(タイムスリップ現象)

これは一生付き合っていくものなのかなぁと思っていました。

(ちなみに、HSPも多種多様ですので、どういったことが特に気になるかは人それぞれだと思います。対人関係の悩み、神経過敏、疲れやすさなど、悩みは様々です。)

しかし、私もヒーラーやセラピストのはしくれです。

「悩みがある」→「解決・乗り越える・上手く付き合える」→「シェアする」

という構図が私にはあります(笑)悩みが出てきたら、それを乗り越えることで、読者さんへもシェアできるのです。そう思うと解決へのモチベーションが上がります。

私はHSP特有の繊細さから起きる「プチパニック」と、過去の嫌なことを予期せず思い出してしまう「タイムスリップ現象」への対策を講じ始めました。

結果から申し上げると、色々試した中で、今のところ唯一効果を感じたのは、「目を左右にリズミカルに動かす」という眼球運動だけでした・・・!

EMDRの紹介文に惹かれて実験した結果

実はこれ、EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理法)という心理療法から一部だけかいつまんで試してみたことなのです。

というのも、過去に、EMDRが紹介されていた記事で衝撃を受けたことがあるからです。それをふと思い出し、実験してみたのです。

ある日の散歩中、「嫌なことを考えながら、眼球を左右に素早く動かすと気分が楽になる」ことに気付いたシャピロ氏は、ベトナム帰還兵、レイプ被害者、虐待のサバイバーの方々を被験者にして、EMD(※1990年よりEMDRの名称に改称)を実施したところ、「一回の面接で被験者全員の苦痛がゼロ近くに低下する」という結果を得ました。(出典:埼玉医科大学総合医療センターメンタルクリニック「眼球運動による脱感作と再処理|EMDR」

私はEMDRによる治療を受けたわけではありません。ただ、冒頭の部分の

“ある日の散歩中、「嫌なことを考えながら、眼球を左右に素早く動かすと気分が楽になる」ことに気付いた”

この部分にくぎづけになっていました。これが本当ならすごい、と。

私はウォーキングの途中に嫌なことを思い出すことがしばしばあったので、安全な場所で眼球運動を試してみたのです。

小さなフラッシュバックが起きたときに、周囲の安全を確認し(公園なので元々安全ですが、足元や人などに注意)、眼球を素早くリズミカルに左右に動かしました。

時間にして30秒くらいでしょうか。すると、そのあいだに

「ドクン、ドクン、ドクン・・・」

不思議な感覚が心身に訪れて、自分の鼓動を感じました。

それから、深呼吸しました。

すると、その後、

小さなフラッシュバックの不快感は・・・去っていました!

効いたという体験は自信につながる

その後、4~5回、それぞれ別の日に試す機会があったのですが、全て成功しました。

もちろん、実験にしては試した回数が少ないですし、プラシーボ効果の可能性も高いです。

しかしながら、昔からつらかった「プチパニック」や「タイムスリップ現象」への対処法で、こんなにスッキリ効いたのはこれが初めてだったのです。

今までも、下記のようなことは試してきましたが、「効いた」という手応えを中々感じることができませんでした。

■「プチパニック」や「タイムスリップ現象」への対処法で効かなかったもの

・インナーチャイルドを抱きしめる

・アファメーションを唱える

・深呼吸をする

・音楽を聴く、歌う

・自律神経を整える

・アロマテラピー

・ウォーキングをする

・心理カウンセリングを受ける

・軽い抗不安薬

・漢方を飲む(神田橋処方)※

・春ウコンを飲む※

・フラワーエッセンスを用いる※

などなど。

ただし※印のときは、元彼の件でかなりまいっていたので、仕方なかったのかもしれません。原因がはっきりとありました。もう少しストレスが少ない時期であれば、効果があったのかもしれません。

というのも、「何をやっても効果がない、駄目だった」という言葉を鬱状態の人からしばしば聞きます。

鬱状態のときは、喜びや楽しみ感じにくくなっているので、確かに色々上手くいかない(またはそういう気がする)のかもしれません。

私も今までは「プチパニック」や「タイムスリップ現象」がひとたび起こると、成す術もなく感情の嵐にさらされていたのですが、今回はっきり「効いた」という体験ができました。嬉しいものです。

とは言え、私が実験してみた眼球運動は、あくまでおまじない程度です。EMDRの効果とはとりあえずは関係がないと思ってくださいね

私はEMDRに関する文章のごく一部(ある日の散歩中、「嫌なことを考えながら、眼球を左右に素早く動かすと気分が楽になる」ことに気付いた)に興味を持って実験し、現在はおまじないとして安全な場所で目を動かしているだけに過ぎません。

EMDRに興味を持たれたかたは、きちんと学ばれたり、専門家の元で受けられたりしてくださいね。安全のために、その点をご了承ください。

私も今後、EMDRについて何か分かりましたら、追記いたします。